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UPS(無停電電源装置)とは何なのか?というのは後で説明します。
UPS(無停電電源装置)の買い替え交換に伴う鉛蓄電池式バッテリーの
ベストな廃棄処分は、結論は
廃棄できないので「回収」か「返却」になる。
ということです。
バッテリーが逝ったあと、回収、交換に至る経緯を詳しく書いていきます。
UPS(無停電電源装置)とは?
そもそも使用している人はここは飛ばして下さい。
UPS(無停電電源装置)とは、停電が発生した際に電源を供給しつづけてくれるバックアップ用の電源装置になります。
業務でつかうPC、サーバー、などのデータ損失、故障を防ぐことが目的です。
あまり個人で利用する際にはほとんど必要ないですが、デスクトップPCを使っている場合は、家庭用の小さい容量のものでもいいのでできれば入れておいたほうが、データバックアップ目的のためにもベターな選択肢です。
業務用の大きなものと違い、小規模SOHOや個人用のUPSは、電源を供給しつづけるというよりは「停電時にバックアップをとって、電源を正常に終了させる時間を確保する」ことを目的としています。家庭用で販売されている1~4万円程度の機種のほとんどが10~30分程度、稼働できますのでバックアップのためには十分といえます。
今回説明に使用する「APC RS1000」という機種も家庭用に属します。
雷サージもついているため、サージ用としても重宝します。
大阪市は普通ゴミでも粗大ゴミでも収集不可
使い始めて、約6年以上経ちました。
この間、3度ほど急な停電の際も助けてもらいました。
しかし、いよいよ寿命がきたせいか、アラームがなりひびいいたため交換です。
そこで、不要となったUPSを同処分すればいいのか。
ちょうど年末で、粗大ごみを出す予定もあったので大阪市に問い合わせたところ
バッテリー類は収集不可とのこと。
さて、こまったと、APCで調べたところ
バッテリー交換後の使用済みバッテリー発送方法が掲載されていました。
APCブランドUPSにて、「交換用バッテリキット」で新しいバッテリーに交換してご不要となった使用済みバッテリー、UPSを処分される際に装着されていた使用済みバッテリー単品の送付先、発送方法について説明しています。
・ バッテリーのみ
・ 送料元払い
の条件にて、UPSのご使用済みのバッテリーを承っております。「交換用バッテリキット」で新しいバッテリーに交換されたあとにご不要となった使用済みのバッテリーは、
バッテリーキットの梱包箱を使ってバッテリーを梱包し、下記住所へ、送料元払い(お客様ご負担)にて発送してください。使用済みバッテリー送付先:
〒321-0905 栃木県宇都宮市平出工業団地38-25
(株)ダイセキMCR内
シュナイダーエレクトリック株式会社 サービスセンター
使用済みバッテリー受付係
TEL:028-664-2228* 上記、送付先の電話番号は宅配業者様用荷受先連絡番号となります。
* UPSを処分される際の内部バッテリー単品についても上記でお受けいたします。
引用元:https://www.apc.com/jp/ja/faqs/FA53245/
要は、バッテリーを外して送料元払いで送ってきたら回収してやる。ということ。
バッテリーは、「APCRBC123J」になるため、重さは5.21kgあります。
発送時の送料の問題よりも、発送業者の問題等、様々な問題にぶち当たりました。
鉛蓄電池の回収は家電量販店に活路があった。
一般社団法人 鉛蓄電池再資源化協会(SBRA)
http://www.sbra.or.jp/
SBRAという協会をみつけたので近くの協力店などで回収してもらえると思いきや、「自動車バイク用の鉛蓄電池」のみとのこと。UPSに関しての表記もなかったので断念。
送料払ってでも回収してくれるAPCに送るか?
と思って調べてみたら、鉛蓄電池を配送できるのは佐川急便さんだけだそうです。
ダメ元で「ジョーシン」に確認したら「回収可能」とのことでした。
UPSの重さはバッテリーだけじゃなかった
余談ですが、UPSはほぼほぼバッテリーの重さでできていると思って、バッテリーを取り外した本体を持ち上げると、びっくりするほど重たかったので、調べてみたところ「変圧器」がバッテリーと同じくらい重いようで、バッテリーがなくなった分、変圧器の部分だけが重く、バランスが悪い状態になってしまいました。
バッテリーの寿命が尽きただけですので、本体はしばらく保管しておこうと思います。