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プロテインの種類は多種多様
トレーニングをしていますが、ダイエットを目的としているわけではないので
大豆由来のプロテインではなく、乳清タンパク質のホエイプロテインを選んで購入しています。ひとくちに「ホエイプロテイン」と言っても、種類は様々で含有量も様々です。
吸収が速いほうが好まれる傾向が高いため、価格も高めです。
フレーバーは好みがわかれるところですが、個人的にはノンフレーバーでもよいです。
むしろ人工的な甘みがあるフレーバーより飲みやすい印象です。
赤ちゃんの粉ミルクのような感じですね。
成分と製法と含有量の比較で選ぶ
製法の違いで、プロテインの吸収速度が変わります。
運動後、すぐに吸収したい場合は吸収しやすい製法のプロテインを選んだほうがよいでしょうし、ゆっくりと吸収したほうが良い場合は、その逆です。
含有量の違いは、単純に摂取できるタンパク質量の違いです。
多く摂取すれば、多く筋肉がつくわけでもないので、必要以上にとっても、排泄されるだけですが、摂取していないものは、プラスされませんので、摂取できる含有量が多いことに越したことはありません。
アメリカ製、日本製など記載がありますが、いずれにしても工場がどこにあるか程度のものですし、そもそもが人工的なものですので気にしても仕方ありません。
含有量表記の裏話
たんぱく質の含有量は、袋の後ろに「栄養成分表示1食分(◯g)あたり」という表記がありますのでその中の、「たんぱく質」という表記をみれば一目瞭然です。
目安は、30gあたりタンパク質25g以上になっていることが個人的に目安としています。
たとえば、栄養成分表示1食分(15g)あたり13.4gということであれば、13.4g÷15g=0.89ですので、実際のたんぱく質の含有量は89%ということになります。
実際には、BCAAなども含まれている製品もあったりしますので、微妙に異なりますが比較対象としてはこのようになにか目安を決めて選ぶのがよいと思います。
無水換算値について
プロテインの含有量で「無水換算値」という表現がでてきます。
無水換算値とは、タンパク質に含まれている水分も一緒にタンパク質の値にした値のことで、要するに、水分を含んでいることを無視して計算した値です。
例えば、1000g(1kg)のプロテインを生成し、800gのたんぱく質を配合した製品をつくりたい場合、たんぱく質の原料には粉とはいえ、多少の水分が含まれていますので、実際の原料としては、830gのたんぱく質を使う必要がでてきます。
実際は、30gは水分ですので、たんぱく質ではありません。
ですので、成分表としては、水分を除いた実際の「たんぱく質量」を記載しています。
ですので無水換算値と、実際のたんぱく質としての含有量は違ったものになりますが、別に騙そうとしているつもりがあるわけでもないというのが実際のところで、プロテインを製造する過程で水分を全くゼロにすることが物理的にも不可能なので、無水換算値で計算しないと100gあたりに、どの成分がどの程度含まれているのかが正確にわからなくなってしまうからなのです。
たんぱく質の含有量だけを比較する場合は、「無水換算値」ではなく、「成分表の含有量」をベースに比較すると、より摂取量がわかりやすいはずです。実際はメーカーや製品で割合に差もありますし、数%の誤差ですので、効果に大きく差がでるほど追い込まれてているトレーニングでもしない限りは、あまり変わらないでしょう。
WPC/濃縮 乳清タンパク質
一般的に多く流通しているプロテインはこれ。タンパク質の含有量は約80%程度が一般的です。
原料となる「乳清」を濃縮膜処理法と呼ばれる製法をつかって生成されます。
濃縮膜処理法とは、フィルターによって膜処理を行って、濾過した液体を濃縮して生成される製法をいいます。
WPCのメリットは価格のやすさと手に入りやすさ、さらに乳清に含まれるビタミンやミネラルなどを除外しないことで、多く残すことができます。その分、含有量は80%前後になりがちですし、カロリーもやや高めです。
デメリットは、乳糖不耐症の場合下痢になりやすいことがあります。牛乳を飲んでゴロゴロする人は、適していない可能性があります。
AmazonでWPCと検索すると、たくさんでてくるので、グラム数あたりのタンパク質を比較してタンパク質量の多い、プロテインを選ぶのがよいと思います。
WPI/分離 乳清タンパク質
WPC製法でつくられたたんぱく質をさらに、イオン交換して生成されるプロテインがこのWPIプロテインです。
そういった製法ですので、WPCにくらべてさらに高濃度のホエイプロテインになります。
タンパク質以外の成分はほぼ除去されています。特に乳糖の含有量は低くなりますので、乳糖不耐症の人でも安心して飲めるといったメリットがあります。
また味も、牛乳っぽいような風味もなくさっぱりとしている製品が多いです。
バルクス ホエイ プロテイン WPI パーフェクト
Produced by 山本義徳 VALX 1kg プレーン味 タンパク質含有量96.4%
Youtuberとしても有名な、山本義徳氏の監修するプロテインです。
この方のゴリ太の腕をみて、憧れない男子はいないでしょう。
この製品はAmazonの中では数字上は、ダントツ、コスパがいいWPIではです。
ただ、ウェブ上では「栄養成分表示1食分(25g)あたり」の表記が商品画像からは見当たりませんでしたが、Twitterで見つけました。
VALX WPI ホエイ パーフェクト プロテイン着弾!
— キレホー@減量隊長 (@bcaafish) July 6, 2020
プレーン味と山本義徳先生のポージングが違うぞっ!
試しに豆乳150ml+1スプークでごくごく……そりゃ美味いわ!!
甘さの初動がMAXスピードで広がり、あと味意外とサッパリ!!
しかもタンパク質21.6gに対し、脂質0.2g 炭水化物1.5gと超高タンパク! https://t.co/uL6ubpbEhz pic.twitter.com/S1kK2rI6jb
フレーバーとプレーンでたんぱく質の含有量が違います。
このブログは、とくに広告やアフィとかつけていませんので、買いたい方は別のものを買ってもらってかまいません。たんに紹介だけですので。
WPH/加水分解 乳清タンパク質
WPHは、WPC製法でつくられたホエイプロテインを、加水分解して、ペプチド状態にしたホエイプロテインです。ペプチド状態になっている分すでにアミノ酸が結合した状態になっているため吸収が速いことが特徴です。
フィルター処理やイオン交換(WPI)などをしていないので、たんぱく質含有量は低めですが、実際に栄養として吸収することができるため、効率性は、3つの中で一番高いといえます。
摂取量が少なくて済むので、摂取時のカロリーも低く抑えられます。
選ぶ目安は「平均分子量が約400Da(ダルトン/ドルトン)」であることを目安にすると、このWPHの良さを活かせることができます。
ダルトンとは、Wikipediaでは
原子や分子のような微小な粒子の質量を表す単位である。
と記載があります。1ダルトンは、質量数12の炭素原子の質量の1/12であると定義されています。
平均分子の質量が300Da前後ですと、アミノ酸に近いペプチドが少ない製品ですし、1000Da以上の大きい平均分子の質量のものですと、WPCと吸収スピードが変わらないため、価格に見合ったペプチドのメリットを活かすことができません。
リミテスト ホエイペプチド ペプチド 工場直販 たんぱく質 93.2% ホエイプロテイン LIMITEST
Amazonの中では、たんぱく質含有量が一番多いのはこの製品でした。
1日あたりのプロテイン摂取目安
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」では、1日あたりのたんぱく質の摂取量は、推奨値で体重1kgあたり1~1.2gが推奨値だそうです。
アスリートなどトレーニングをしている人は、2g以上のたんぱく質が必要だそうです。
体重が80kgの場合、2g=160gのたんぱく質が必要になります。
あくまでも食事からの摂取が基本になります。
足りない分をプロテインで補うということです。
100gあたりにふくまれるたんぱく質量
まぐろの赤身 | 26.4g |
鶏ささみ | 23.9g |
牛肉(赤身/肩) | 20.2g |
豚ヘレ | 22.2g |
白鮭 | 22.3g |